手紙 by 東野圭吾

体調がイマイチの土曜の朝。なかなか起き上がれず
寝そべったまま久しぶりに読んだ本。
一気に読みきってしまった。

不幸な境遇の中で弟を思うあまりに起こした犯罪、
その後の唯一の支えが獄中から弟に送る手紙。
書き手の思い、受け取る側の気持ちの変遷、それだけじゃなく
手紙が引き金にさえなって、いつまでも連鎖されていく
’犯人の弟’という本人にはどうすることもできない事実へ
加わる更なる悲劇。。
小説でかかれていることは状況が違っても多分この世界で
日々起こっていることだと感じさせられた。

ここに描かれていた手紙はあまりに切なく重いし、
書き手と受け手の間で意図せずすれ違うこともあると思う。
だけど大切な人に伝えたい思いを形にするために、私はこれからも手紙（メール）を書くだろうし、私自身そういう手紙（メール）に支えられて生きてることは事実。思いのこもった言葉の力は凄いと思う。

図書館は楽しい

新しくオープンして気になっていた図書館へ。
洗練された建物と書架にも感動。
久しぶりに本をたくさん借りてしまった。
ロバート・キャパの写真集、すごく分厚くて重たいけど
夜中にゆっくりみよう。
今度時間があったら　のんびり図書館で過ごしたいな。